初めての大事件

入籍前日。ちょこちょこは喧嘩はしていたが、そこまでは派手な騒ぎはなかった。


ぽたは婚姻届を書き前日の喧嘩でふて腐れて寝ていると思っていた、彼女の枕元に置いた。


そのまま放置、そのうちに出しに行くのだろうとかるく考えていた。


しかし、婚姻届と共に放置された彼女はだい、家中の物を破壊しまくりぽたに飛びかかってきて、ぽたも彼女が暴れないように押さえ込むのがやっと。その間にぽたは実家に助けを求め、駆けつけたぽた母と彼女とぽたで話し合いに。


彼女の言い分はもう結婚はしない、出て行くとのことでした。彼女はそのままとびだしてゆきました。


さすがに昼間のことで疲れたぽたはドアチェーンを鍵をかけ夜を過ごすことに、そんな最中、ガチャガチャチャリーンという、音がしてドアがあく音が、恐る恐るぽたが覗くと暗がりのなか、ものすごい目付きで、手に怖いものを持った彼女がたたずんでいました。


その怖い物をぽたに突き付け、婚姻届を書けと要求する彼女。とにかくその物騒なものをしまうよう説得するぽた。


結局、さんざん暴れまわり、ものすごい騒ぎに…。


この人はなにかがおかしいと確信した日でした。


その後、病院への通院を条件に入籍。治療を支えてもらわないと病院に通えないとの泣き落としにあい…。


これが地獄の3年間の始まりに過ぎないとは思いもせず。